<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 登岳陽樓>
<Format: 格式不明>
<Year: 2002>
<BookName: 唐詩選のことば>
<Translator: 石川忠久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 岳陽楼（がくやうろう）に登（のぼ）る>
<BookPage: 101-103>
<UsedPage: 3>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
昔聞洞庭水，
今上岳陽樓。
吳楚東南坼，
乾坤日夜浮。
親朋無一字，
老病有孤舟。
戎馬關山北，
憑軒涕泗流。
<End Poem>
<Translation>
昔から洞庭湖の壮大さについて聞いていたが、
今、岳陽楼に上って、その湖面をながめている。
東南の呉と楚の地は、この湖によって引き裂かれており、
その湖面には、天地宇宙すべてのものが昼夜の別なく影を落として浮動している。
さて今の私には、親類や友人から一字の便りさえなく、
この老いて病む身に、ただ一そうの小船があるだけだ。
思えば、今なお戦乱が関所や山を隔てた北の故郷では続いている。
楼上の手すりに寄りかかっていると、涙が流れ落ちるばかりである。
<End Translation>